悩ましいが結局は

2013.10.21 Monday 09:48
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     10月15日日経夕刊の辻村深月氏の「悩ましいレストラン」読んで。
    内容は、とても美味しいく、接客の点でもほぼ満点をつけてもいいと
    感じているイタリアンレストランでのこと。
    しかし接客していないあいだの、厨房での会話が丸聞こえで、
    その内容もじゃれ合うような、とにかく「えっ?」と思えるもので、
    その会話の主は筆者の推察するにどうやらオーナーの女性らしい。
    接客100点、味120点、とまで感じているのに、
    その厨房でのおしゃべりのために今後この店に行くか迷う・・。
    そういった内容のものでした。

    私も以前似たようなことがありました。
    レストランでなくて、ヘッドマッサージをしてくれるエステでのこと。
    主婦が自宅でやっているというものです。
    まず玄関に「チャイムを押さずにお入りください」と書かれてあったので
    ドアを開けて「ごめんください」と声をかけた。
    中から「どうぞ、おあがりください」と声のみが聞こえる。
    まずそれでためらった。初めての家で、出迎えもなく声だけ。
    それでほいほいとあがれはしないのである。
    人があがってくる気配がないので、奥の部屋からようやく顔だけのぞかせた。
    そして「どうぞ! こちらへ」と部屋へ通される。
    自宅だから生活感があるのはいたしかたない。
    私だって自宅でレッスンしているからよくわかる。
    しかし部屋に入ってあまりにも・・・と、
    私に言われたくはないかもしれないけれど、まぁなかなか・・・。
    「初めてですね、これに書いていただけます? あっどうぞおかけください」
    と言われたが椅子とかソファがあるわけでなく、
    座布団、それも普段ここで前に置かれているテレビを見るのだろう。
    座椅子というか、背もたれつきのぺしゃんこの座布団。
    (ここに座れってことかなぁ)とまたためらう。
    「上半身ぬいで、これに着替えてください。私出てますから」
    それよりもカーテン閉めてほしいなぁ。
    いくら前の家の裏側とはいえ、こんなに開けっぴろげ。
    ゆうに3間分の窓である。
    (同じ女性だから、わたしはあなたがいてくれても着替えられる
     だけどカーテン、ねぇ、カーテン・・・)
    とそこでもためらうが言葉もでない。
    施術中、ご本人の口から
    「このアットホーム的なところが良いっておっしゃっていただけるんですよ」
    とまで飛び出した。
    マッサージは抜群で、その日に非常に良い眠りが得られ、
    是非もう一度という気になったのだけれど。

    辻村氏と同じ心境、よくわかる。次回予約しようかどうしようか。
    マッサージと雰囲気を天秤にかける。
    でも私にはその後の決定打がありました。
    1ヶ月ばかりしてハガキが来たんですね、またのお越しお待ちしておりますって。
    それが使わなかった余りものの年賀状に印刷されたものだった。
    う〜ん、だめだぁ。この感覚、私にはだめだった。

    辻村氏もすでに気持ちがネガティブな方向を向いているから、
    こういう場合、きっと次に決定的なマイナス要因を見つけると思う。

    しかし最近読んだ曽野綾子氏のエッセイにいいことが書かれてありました。
    「怒ってはいけないのだ。こういう程度に勘の悪い人がいるからこそ、
     私もあなたも世間でどうにか働かせてもらえているのである」

    私の指導だってそうだなぁと生徒の皆さんごめんなさい、
    ということはありまして、私がどうにか働けるのも、
    心ひろく、優しい生徒さんたちのおかげだと思うことしばしば。
    夜ベッドに入り、「今日のあの説明は足りてないなぁ〜」など
    反省することも多いのです。言い過ぎというのもありますし。

    久しぶりにちょっと触れたくなったエッセイでしたので。

    映画「エデンの東」

    2013.09.02 Monday 09:05
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       先週の新聞に米女優ジュリー・ハリスの訃報記事がありました。
      ジェームス・ディーンの「エデンの東」に出ていた女優です。
      J・ディーンがと〜っくの昔に亡くなっているので、
      この記事を見て「えっ?まだ生きていたの?」と一瞬思いましたが、
      自分の親の世代(享年87歳)だった。

      この映画は私にとって忘れられない映画です。
      初めて見たのは中学3年の時、藤沢の映画館で見ました。
      あの日一緒に行った友人は誰だったのだろう、覚えていない。
      私ははらりと涙するどころか、号泣してしまい、
      館内が明るくなってもしゃくりあげて泣いてしまって
      自分はもちろん、友人を困惑させたことを覚えています。

      あのころ既にガンで体調がおもわしくなく伏せていることが多かった母が、
      映画を見て感動し、家へ帰ってからもワンワン泣いている私を
      やはり涙を浮かべて見つめていたことを覚えています。
      当時ひどい反抗期だった私は、右と言われれば左という娘でしたから、
      母としては本当に「困った娘」だったに違いなかった。
      本も読まず、強がりばかり言っていた娘が、
      1本の映画でこれほど影響されたのを見て、
      内心よかったと思っていた涙であっただろうと
      私は母の涙をそのように記憶している。
      これは以前「本の思い出」でも書いたけれど、
      中学2年のときの普段全く本を読まない私が「ビルマの竪琴」でえらく感動し
      「水島上等兵を探しにビルマに行こうと思う!」と言ったときに
      やはり泣いていた母の涙と同じです。
      これでミナコも本を読んでくれるかと思っただろうけれど
      どっこいそうはならず、でも映画はそのあとやたら見るようになった。

      「エデンの東」を見たあと、友人からJ・ディーンの本を借りて
      授業中ずっと膝の上にのせて読んでいた。
      彼の人生もまた演じた映画の主人公キャルと同じように
      愛情にうえていた悲しい短い人生だったと知り、
      授業が終わり立ち上がって「ごきげんよう」の挨拶と同時に
      映画を見終わった時と同じように号泣したので
      まわりの人が「???」となってしまった。

      「エデンの東」映画もすばらしいのですが、
      実はスタインベックの原作がその数倍もすばらしい。
      キャルのお父さんの時代から書かれていて、
      一番のキーパーソンは映画には登場しない
      この一家で働く中国系の男性のお手伝いさんて言うのかな。
      母親がいない家庭でこの中国人がすべてやってる。
      この人が素晴らしい人で、この人なくしてはこの本は語れない。
      30年くらい前すべてがTVドラマ化されて日本でも放映され
      非常によくできたドラマだったのを記憶しています。
      私2度読みました、この本。文庫本全4巻、ほとんど覚えてないけれど。

      そういうわけで、J・ハリス、ふしぎの国のアリスみたいな、
      ブロンドの長い髪の女性、美人ではなかったけれど、
      私には忘れられない女優さん、そして人生の5本の指にいれたい映画です。

      あこがれのスコットはイマイチだった・・・

      2013.08.01 Thursday 17:00
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        暑い中お台場まで「サンダーバード博」行ってきましたよ。
        オバサンひとり、浮いてたな、きっと。
        夏休みだから圧倒的に親子連れなのだけれど、
        連れてこられた子どもはサンダーバード知らないようだし、
        その子を連れた親たちはどう見ても私よりも10歳以上は若いだろう。

        入るとすぐに3D上映があって、正直これがなかったら「金返せ」って気分。
        私は兄貴から招待券を分けてもらいましてタダで行きました。
        (先週の鎌倉花火大会の日に兄に「サンダーバード博って知ってる?」
         と聞いたら「実はチケット持っているのだ」と言われて「じぇじぇ!」)
        無料で行って金返せはないですね、でもそんなにすごい展示はなく、
        科学未来館自体を見て帰らなければ、ほんと、
        もったいないというところです。

        左下、これが人形をあやつる道具だそうですよ。
        ペネロープ、美しい。
        私は1号のファン、でもあまりカッコよくない人形だった。



        国際救助隊に憧れて、このメンバーに入りたいと思った私。
        この救助隊はファミリービジネスなので、ファミリーの一員にならねば。
        そう思った私は、この1号のスコットの嫁になることを考えていたのです。
        まだ小学生に入るか入らない頃のこと。ませてたな。

        3Dの上映前、私の後ろに座っているお父さんが息子に説明していた。
        「・・・そのメガネが大きいんだ」(ブレインズのですね)
        息子「どのくらい?」「顔の4倍くらいかな」
        (そんなにはないと思うけれど)と話しているうちに上映スタート。
        するとお父さんいろいろなところで、「ほらね、言ったとおりだろぅ?」
        事前にたくさん息子さんに説明してきたのだねぇ、
        お父さんの熱の入れようが分かります。

        展示物は先ほど書いたようにあまりないので面白くない。
        当時の撮影の様子も文字で書かれてあるのをひたすら読むしかなかったが、
        それはそれで面白かったです。で、兄に土産として購入したキーホルダー



        なんといっても2号でしょ! ってことらしいです。

        展示物ない、と言ってもやはり模型で作った基地はかっこいい。




        これは実際のとは違って、なんとTOSHIBAが協力した(?)基地なのです。
        島の裏の方まで行くと、風力発電とか太陽光発電の装置とかあって、
        ありゃりゃでしたわ。
        まぁそんなわけで、圧倒的親子連れに混ざり、単身で現れる人だって
        ほとんどは男なのに、一人でおばさん、よく行きました。

        未来科学館でホンダのアイボ見たの。これが一番感激したかな。


         

        40年前の「暮しの手帖」

        2013.05.25 Saturday 16:37
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          洗濯機を新しくして約2週間。
          とてつもなく静かで驚いてしまいました。
          かつて2槽式から全自動に取り替えたときに
          「本当に最後までやってくれるのだろうねぇ」と
          ずっと見張っていたことがあります。
          今回もそれに近く、あまりの静かさに数分おきに見に行く。
          もともとドラム式でしたので、使っている水の量は少なかったと思いますが、
          今回はどうやらもっと少ないようです。

          さて、40年前の暮しの手帖です。

          数ヶ月前、図書館に本を返しに行ったとき、
          入口のリサイクル棚に置かれてた。
          ちょっと立ち読みしていたら、幸田文のエッセイとかあったので、
          持って帰って良いというので持ち戻りました。

          1974年春号に洗濯機での使用水量を問題にしていました。
          この頃は主流は2槽式、そしてオーバーフロー式ですすぐというものでした。
          水だしっぱなしですすぐというもの。皆さま記憶にありますか?
          1974年、まだまだ全自動ではなかったのね(もちろん発売はされている)
          このオーバーフローでまともにすすぐと使用水量270リットル!
          これは問題ではないかと暮しの手帖は言っているのです。
          それで水を溜めてすすぎ、一度脱水し、
          また水を溜めての方法でやると180リットル、
          (同じ洗剤の濃度にする3ppm以下にするまで)
          ちなみに同じ溜めすすぎ方法は、
          2回濯ぐのに100リットルの水を使うらしい。
          全自動でも102リットルと書かれてある。
          洗濯槽の大きさはこの時代ある程度一定だったのでしょう。
          これについては書かれておらずですが、現代の三分の一から半分位と思う。
          現代の使用水量は60リットル位だから、いやいや、すごいことですなぁ。

          暮しの手帖、読みでがありまして、こういう商品比較と医学の話だけが
          「古い話」となっていますが、それ以外はやはり質の良いお話ばかりです。
          面白かったのは池田潔氏のエッセイ。
          以前『自由と規律』でしたっけ、そのことをブログに書いたけれど
          その著者のお兄様、大磯で洋蘭育てるお仕事していて、
          そこにある宮家がおいでになった。その時の話が傑作でした。
          いつもの仕事着で迎えたものだから、あちらのお付きの方に注意される。
          「こちらがお願いしておいで頂いたわけでなし」
          お食事のご用意は? と言われ「そんなの用意していない」と
          「この辺には適当なところはないので、東海道をずっと行くと、
           横浜って大きな町があるので・・・」って大磯から横浜・・・。
          あげく「勘定はちゃんとご自分で払うのですよ」と言う。
          こういうのはほぼ「献上」ってことになることを知った上で言うのよね。
          私もつい数ヶ月前にこの「献上」ということを聞いて、
          ほんまかいな、と思ったのですが、これを読んでやっぱりねぇと。
          このエッセイを池田氏が書かれた頃は
          きっと好々爺って感じだったのでしょうね。
          お孫さんにめっちゃ甘いという感じでした。
          幸田文の文章は、ちょっと難しいです。もう一度読み直し!

          遺伝子的差異と体癖

          2013.04.29 Monday 22:18
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             土曜日のテレビで舞の海さんが加藤先生の教室を訪れて
            プサルタリーを試してくださったのですけれど、
            テレビの影響は大きく、先生のところは今日も電話が鳴っていました。

            さてさて、話かわりまして、先ほど兄貴から電話があり
            「お宅、日経新聞取っていたよね。書評が載ってさぁ昨日(4・29)・・」
            へっ? 私、日曜日の本の紹介は欠かさず見てるつもり。
            それでも読み飛ばしていたようで、よく見ると
            「半歩遅れの読書術」というコラムに脳研究者の池谷裕二氏が
            私が唯一読破できた兄の著書「遺伝子の不都合な真実」について
            書いておられました。

            で、兄が言うのには、Amazonランキングで、50番台まで昨日上がったらしく
            私は「きっとAmazonのカウンターの間違えだよ」と言ったのですが、
            さっき私がチェックしてみたら125位にいるから、間違えでもないよう。
            日経にちょいと書かれただけで、本は売れるんでしょうか。
            池谷氏の文章がすばらしいのね、だからだわ。
            これを読んで『へぇ、面白そう、読んでみよう』と思ってくださったのね。
            兄に代わって御礼申しあげます。
            土曜日のテレビといい、日曜日の日経の記事といい、
            マスメディアの力はすごいのね。

            池谷氏のコラムを読みながら、私はまた別の方向へと思考が行きました。
            「環境を均一にするとかえって遺伝的差異が顕著化する」
            と本に書かれてあるらしい・・
            (ゴメン、兄上、読んだけれど覚えてない)。

            子どもたちにレッスンしながら悩むのです。
            子どもの頃に言われた大人の一言は時として
            ものすごく大きなものとなって大人になっても残ることがある。
            だから大人の生徒さんを相手に話すより以上にどう話そうか考える。
            この子にはこういう時、どんなボキャブラリーを使って、
            どんなニュアンスで話したら伝わるかなと。
            どうすれば、この子の中からもっともっと・・・いうやる気を
            ひきだしてあげられるか、とひとりひとりについて考える。
            それがその子がこの先ギターをずっと弾いてくれるか、
            好きでいてくれるか、そういうことに繋がってくるだろう。

            その時に思うのが私がいつもお世話になっている野口整体の考え方。
            「体癖」---たいへき と読みます。

            私はキチンと野口整体のことを勉強していないで、
            書いていることが正確かはちょっと疑問ですけれど、
            この体癖は5型10種(12種らしい)に分類されていて、
            それは骨盤の状態をみるらしい。
            「私は何種」と断定できるとも言えますが、占いではないので(?)
            何種と何種が混ざってる、なんていうこともあるようです。

            この体癖の違いは、何かひとつの事象をその人がどうとらえるか、
            ということにもその違いが出てくるのです。
            (そのことについて、以前「どんな音が好き?」
             というタイトルでちょっと触れた)

            もし10人の子どもがすべて同じ曲を練習していて、
            同じところで同じように間違えたとする。
            その時にその10人が全て違う体癖だったとすると
            きっとそれぞれの心に響くボキャブラリー、
            適した注意や指導のやり方があるだろう、
            ということを私はいつも思っているわけです。

            兄の言うのを整体の言い方にするなら
            「環境を均一にすると体癖で差ができてしまう」
            それをこの新聞コラムを読みながら、またまた思ったわけでして。
            遺伝的差異なのか、体癖の違いなのか。
            性格、体質の違いと言ってしまえばそうなのかもしれないけれど、
            体癖、これは少しずつ勉強しようかなと思っていました。
            整体協会には「体癖」という本もあるし、買おうかなと思っていた。

            と、思っていたらその本が一般書として書店で売られるようになって
            今日、買ってまいりました。
            「体癖」(ちくま文庫)
            わ〜い、協会の本はハードしかないから高かったのよ。
            買おう買おうと思っていた矢先に、文庫本になって簡単に買える!
            って、結局、本の宣伝で久しぶりの長いブログ、閉めたいと思います。

            桜、そしてうれしかったこと

            2013.03.28 Thursday 21:16
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               桜本当に早かったですね。
              日曜日、池上本門寺さんで法事やりまして行きました。
              桜満開のときに本門寺に行くことはそんなになかったと思います。
              そんなわけで写真撮りました。
              あの日、どれだけの人が桜の写真を撮っただろうね。

              まるで「鬼平」のエンディングに使えそうな写真だ。


              境内ではたくさんの犬たちが散歩していましたが、
              なんと亀の散歩にも出くわした。
              あまりにみんなが写真撮っていたので、私は撮らなかったのだけれど、
              その亀、服着ていたの、ほんとよ。正確にはスカートかな。
              私が「お散歩?」って聞いたら
              「いえ、お花見」と飼い主さんが言っていた・・・。
              亀も首が疲れるだろうに。

              この日はちょっと、いえ、かなりうれしいことがあったので
              それ、書いちゃう。
              西水美恵子さんという世界銀行の南アジア地域副総裁をなさった方の本
              「あなたの中のリーダーへ」(英治出版)を読んだの。
              この方のこと、私は3年前の日経の「人間発見」という欄で
              初めて知りました。
              こんなすっごい日本人女性がいるんだぁ〜と鮮明に記憶しています。

              ところで私にとって新刊本の情報はほぼ100%新聞からで、
              うちは日経しかとっていないから、そこで取り上げられて興味があれば、
              図書館に予約したり、買ったりします。
              この本ももちろん、同じ経緯で私は手に取りました。(前回のカラスも)

              読んでいたら「あれ?」というところがあったのです。
              というのは、私が3年前ブログに書いたこと、そのネタのネタが
              先に書いた「人間発見」の西水さんの記事だった。
              つまり西水さんの記事から小説家の保坂和志氏がコラムを書き、
              私は保坂氏のコラムを読んで
              ふと浮かんだことを当時ブログに書いたわけです。
              本には保坂氏が西水さんの記事からコラムを書かれたことに
              触れていました。そこを読んで「あれ?」と記憶が蘇ったわけです。

              なんだか西水さんから自分が繋がってるなと(おこがましいですが)
              嬉しく感じたことを本の感想とあわせて書きまして、
              法事に出かける前にご本人にお送りしてしまった・・・。
              そしたら、なんと、24時間もしないうちにお返事いただいてしまった!
              うれし、感激!!
              今週1週間、ちょっとうきうき過ごせてしまった。いや、本当はかなり。
              お人柄が感じられ、ジ〜ン。ありがとうございました。

              日本人に大人気だった来日された現ブータン王のお父様、4世のお話、
              女性の雇用の話からヴァージン諸島での節水の話などなど。
              私には紹介文がうまく書けず、皆様に伝えられないのが残念ですが、
              ぜひぜひ、皆さま一読あれ。
              毎回本ネタですみませんでした。

              カラス、気になる存在

              2013.03.21 Thursday 21:41
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                 だいぶだいぶ前(2011.6月)のブログにコンラート・ローレンツの
                『ソロモンの指輪』を読んで以来、カラスに興味があると書きましたが、
                そんな私にググッと迫ってきたタイトルの本、そのものズバリ
                『カラスの教科書』松原始著(雷鳥社)
                久しぶりに楽しい本でした、ずっと笑っていましたわ。

                カラスの生態について、カラスを研究している学者さんが、
                一般人にわかりやすく書いた本・・・と言いたいところですが、
                実はそれほどのこともなく(なんて書いては失礼か)
                読み終えて「へぇ、カラスってそうなんだ」という印象はそんなにない。
                著者が日々観察しているカラスのいろいろな行動を
                ちょっと擬人化して面白おかしく書いているところ、
                また観察している自分自身をあざけ笑っているようなところがすっごくいい。
                私も、いえ私たち夫婦も生活のなかで出会う生物をよく擬人化してるのね。
                そして私は自分のことを結構嘲笑してしまう。笑い飛ばすことします。
                (でも最近ボケた行動をするのですが、これはちょっと笑えず、
                 「マジッ! ヤバッ!」というところです)
                そういう文章が面白く、ずっと笑いっぱなしでした。
                しかし、4日くらいで読んだのですが、その間「カラス、カラス、カラス」と
                外へ出てはカラスに会いたいなぁと思っていたのだけれど、
                一度も会うことはなかった。
                朝は日の出とともに餌を求めて活動しているらしいから、
                私が動き出す時刻にはもういないというわけか。
                町もきれいになってしまうとハシブトカラス君たちは来ないのだ。

                へぇ〜カラスってそうなんだ・・・・もちろんありましたよ、いろいろ。
                寿命が長いっていうこととか、ほかの鳥たちが1年くらいで繁殖能力、
                つまり次の世代のたまごを産むけれど、カラスは2〜3年らしいとか、
                地面には本当は長い時間いないとか。

                とにかく楽しい本でしたよ。
                カラスにあまり興味のない方は読まないかもしれないけれど、
                読むとこれからカラスに会っても絶対親近感というか、
                ちょっと笑える存在になると思いますよ。

                あの人の上に私の名前が書かれることちょっと想像した

                2013.02.21 Thursday 15:24
                0
                   私、山本周五郎ファンなんですけれど、先日図書館で
                  『わが師 山本周五郎』という早乙女貢の本を借りました。
                  周五郎の人柄が感じられるなかなか面白い本でした。
                  名前だけは知っていますが、一行たりともこの人の本はまだ読んだことなく、
                  既に故人になられているのですが、それさえも私は知りませんでした。
                  この本が出版されたのは10年くらい前で、本の後ろに書かれてあった経歴に
                  「日本ペンクラブ…」とあったので、確かこの人は鎌倉の人だったと思い、
                  もしや「鎌倉ペンクラブ」にも所属されているかなと思ったのです。

                  私が日々通っているジムにこのペンクラブの方がいらっしゃいます。
                  昨年「あんたも何か書かないかい?」と声をかけてくださって
                  でもその話は立ち消えちゃったのだけれど、先日その方に
                  「早乙女貢は会員なのですか?」と故人と知らずに伺ってしまった。
                  「そうだったよ、すごく気さくないい人だった。
                   3年くらい前かなぁ亡くなったのは。 
                  (正確には2008年逝去)会いたかったかい? 
                   もうちょっと早く声かけてくれたら会わせてあげたよ」
                  そうかぁ、そうだったかぁ、いやぁ残念だった。

                  「ちなみに、もし私が会いたいって言って会わせてくれるなら、今はだれ?」
                  って伺ったの、冗談に。
                  すると「○○○○郎かなぁ」

                  おっ、そうでした、この人も会員で、私が昨年声をかけてもらった時に
                  私が一番最初に思ったのが
                  「もし私が会員になったら、名簿順でこの人より私の名前が上に来る!」
                  という不謹慎なものでした。
                  そう、私はとっさにこういう不謹慎なことが頭をよぎる。
                  わっはっは。自分でも驚いたわ。
                  えっ? 誰かって? 暴走○人。

                  大石先生

                  2013.01.17 Thursday 21:42
                  0
                     今夜のNHKクローズアップ現代で木下恵介の映画が
                    最近注目されるようになったということをやっていました。

                    私はにわか高峰秀子ファンでして、つい数ヶ月前に久しぶりに
                    彼女の名作のひとつ「二十四の瞳」を観ました。
                    たぶんこの映画を観るのは3度目くらいだと思うのですが、
                    今回今まで何気なく見ていた大石先生のセリフで
                    とても印象に残ったものがあったのです。
                    何故かそれが気になってしかたなく、
                    そういえば原作も読んだことがなかったから
                    壺井榮の原作にも大石先生はこのように描かれているのかと
                    ちょっと興味があったので読んでみました。

                    この話はもう皆さんご存知でしょうからあらすじは触れませんが、
                    高峰秀子演じる大石先生の教え子たちが、
                    貧しさや親が死んだために学校に通えなくなる。
                    先生はその時にその生徒と一緒に泣くのです。
                    そして「あんたが悪いんじゃないのよ。あんたはちっとも悪くない。」
                    「先生もほかに言いようがないんよ、こんなことしか言ってあげられなくて」
                    正確には覚えていないけれど、こんなことを言いながら一緒に涙する。
                    このシーンが今回私にはとても印象に残ったのでした。

                    結論から言いますと、原作にはこのような大石先生の姿はありません。
                    ほぼ原作に近い映画となっていましたが、
                    大石先生のこの人間性は原作にないものでした(と思う・・自信なし)。
                    木下恵介オリジナルのものだったのです。
                    (ほかに大きく違うのは、映画ではラストに教え子たちから先生に
                     自転車がプレゼントされるけれど、 それも原作にはありません)

                    もしもこれが最近の人の手で書かれたら、先生のセリフは違っていただろう。
                    現代の人々は日常的にもこんな時に、励ましたり、
                    どこかに希望を持たせたり、ある意味でいい人になってしまって
                    いろいろなことを言ってあげようとする、言ってしまう。
                    でもこの映画では一切なく、ただ一緒に泣いてあげる。
                    先生の弱いというか素直な姿が自然でかえって新鮮でもありました。

                    今日のクローズアップ現代でもそのシーンを取りあげていたのですが
                    「『共感力』というものが木下作品に存在する」ということらしい。

                    なんだろうね、人はいくつになっても子どもの時のように
                    ただ頭を撫でて「よしよし」と言ってもらいたい時があるのだと思う。
                    黙って話を聞いてくれるだけでいい、何もアドバイスも励ましもいらない。
                    ただ「よしよし…」と気持ちを受け止めてくれる姿勢を見せてくれるだけで。
                    現代の人はそれが希薄になっているのでしょうか?

                    それで、図書館でこの本探しちゃったよ。
                    児童文学に入るのね、なるほど。結構読み出がありました。

                    2013年 時代劇で幕開けか!

                    2013.01.05 Saturday 10:44
                    0
                       あけましておめでとうございます。
                      年を重ねることにすべてのことに億劫になった私は、
                      どんどんと新年らしい準備をしなくなり、
                      ほぼいつもどおりの夜と朝を過ごして2013年を迎えました。

                      それでもちょっとは掃除しましたし、煮物を作り、昆布巻きも作り・・・。
                      でもこれらは別に正月でなくても普段作るから、
                      何も特別でもなく・・・。
                      カニとかマグロ、タコを用意するなど、
                      これも私が時間をかけて調理するものでもないから。
                      いつもはこれに伊達巻が加わるのだけれど、
                      そろそろコレステロール注意しなくてはいけなくて、
                      しかも伊達巻は私しか食べない・・・
                      ということで今年は買わなかったんだ、シュン。

                      元旦、2日と外出していましたが、
                      3日は朝BSで池波正太郎やっていまして、
                      駅伝でなくそれを夫婦二人で見ていました。
                      そして私は「梅安が好きだ!」と実感したのでした。

                      人生の先輩BFからお借りしているDVD「鬼平」を
                      時間があるときに少しずつ見ているのですが、
                      小説も好きだけれど、吉右衛門がカッコええから見てる。

                      「剣客商売」の秋山小兵衛というか、その妻のような生活。
                      実はこのような生活をするが私の夢でして、
                      毎日収穫した野菜をどうやって食べようかなぁと考える日々、
                      ちょっとというか、かなりあこがれている。

                      そして、藤枝梅安。
                      このお話、前者2つと大きく違うのが、権力と繋がっていないこと。
                      鬼平はもともとそちら側の人ですし、秋山も田沼とかと関わりがある。
                      でも梅安はまったくの市井の人ですから。
                      彼は殺し屋ですが、とにかくその仕事はしんどいのです。
                      だからひとつ終われば、心身ともにへとへとで、
                      長く休養をとりたいと思っているし、もうやりたくないと思うし、
                      なによりもこんな稼業をしているから、
                      まともには死ねないと覚悟をしているところ、
                      私が梅安さんを大変気に入っている部分がそこで、
                      人間味というかなんというか、とにかくこの小説の好きな部分は
                      梅安がすごい殺し屋だけれど、それだけじゃない、
                      怖さも弱さも持っている人間であることを
                      いつも感じさせてくれるからなのです。

                      で、先日は岸谷五朗が梅安をやっておりました。
                      どんな役者がやっても賛否はあるからそれはそれとして、
                      私が思ったのは、かなりおしゃれな梅安さんでしたわ。
                      彦次郎は小日向文世でしたが、私彼を次の秋山小兵衛と考えてる・・・
                      って私はいったい何様だ?

                      昼までこの時代劇を見ていた私たちは
                      「今日は湯豆腐にしようかね」
                      となりまして、ちょっと正月疲れた胃袋を休めました。
                      昨日も鬼平やっていたね、
                      私は見ていたけれど夫は寝ちゃっていたよ。
                      と言うわけで、相変わらずの時代劇女で幕開けの2013年!

                      今年もどうぞよろしくお願いいたします!

                      Calender
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                      うちはもっぱらこれを使う。
                      山椒も入っていてチョ〜しびれます。
                      実は辛いものが苦手な私。
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                      安藤 寿康
                      兄が本出しました。
                      今までのは難しくて、結局読みきれなかったけれど、
                      今回は読めるかも。
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